制作会社から上がってきたデザインやコピーを見て、「なんとなく違う」としか言えなかったことはありませんか。その一言だけ伝えると、返ってくる修正案もまた「なんとなく違う」。何度もこれを繰り返し、時間と費用だけがかさんでいく。
それは、あなたの感覚がおかしいからではありません。感覚を、相手に伝わる言葉に変換できていないだけです。
目次
なぜ「なんとなく」は伝わらないのか
「なんとなく違う」は、あなたの頭の中では具体的なイメージとして存在しています。しかし、その言葉だけを受け取った相手には、何がどう違うのか判断のしようがありません。同じ言葉を使っていても、あなたと制作会社の間で中身がまったく違う、ということが起きているのです。
違和感を3つに分けて言葉にする
感覚を具体的な修正依頼に変えるには、次の3つを順番に自分に問いかけてみてください。
- どの要素についてか(色、文言、写真、レイアウト、全体の構成のうちどれか)
- 具体的にどう感じたか(「だから何?」と自分に問い、感覚の理由を一段深掘りする)
- 理想はどんな状態か(参考にしたい事例、近いイメージを言葉や画像で示す)
例えば「なんとなく違う」を分解すると、「トップのキャッチコピーが(要素)、堅すぎる印象で親しみが伝わっていない(感覚)、もう少し会話するようなやわらかい言い回しにしたい(理想)」というように、具体的な依頼に変わります。
すべてを完璧に言語化しなくていい
専門用語を使う必要はありません。「要素・感覚・理想」の3つを箇条書きで並べるだけで、制作会社が的確に動けるだけの情報になります。曖昧な一言よりも、粗くても具体的な3行のほうが、はるかに正確に伝わります。
次に修正依頼をするときは、まずこの3つを紙に書き出してみてください。それだけで、行き来する修正の回数はぐっと減っていきます。

コメント